復縁工作をする方法と抑えるポイント

復縁工作をする方法と抑えるポイント

復縁工作

復縁工作に必要な事前調査

自宅周辺の調査

立地条件、周辺の住民、環境についての確認

対象の行動の調査

出勤、退勤時間の確認、外出時の行動の様子、ルートの追跡

継続性のある行動の調査

買い物によく行くスーパーや趣味の場所のような、定期的に継続して行く場所の確認

性質調査

対象の好きな食べ物、趣味、頻繁に購入するものの確認

こうしたことが事前調査となります。
探偵事務所の場合、これを1か月弱程度行い、計画立案、スタッフの選定をして行きます。

対象へスタッフが接触

計画がまとまり、実行ポイントとスタッフが決まれば、実行にうつります。
事前調査で得た情報を基に、実際に対象に接触していきます。

復縁工作においては大半のケースでは、同性のスタッフが出向いて友人関係を構築していきます。
例えば、対象が定期的に訪れる場所で、何度か偶発的に顔を合わせるという環境を作る、と言ったことをします。
ですので、対象者が定期的に通う習い事をしていたり、接客業でお客さんと触れ合う仕事であると工作がスムーズに進みます。

何らかの形で接触が出来れば、実際に会話して行きますが、その内容も事前に把握した情報を基に、興味を持ちそうな話題を使います。
共通の趣味があったり、同じような環境にある人はどちらかと言うと信頼しやすく、話しやすいですので、出来るだけ入念に事前調査をして、友人関係を作って行きます。

対象とスタッフが親密度を上げる

接触が出来、徐々に友人関係になる事が出来れば、引き続いて親密になっていきます。
最終目的は、対象とそのパートナーとの復縁ですので、徐々に恋愛観や依頼者へのイメージというような、深い話に入って行きます。
友人になったからと言って、突然話を持ち出しては不審がられますので、まずはスタッフ側の恋人の相談など、スタッフ側の方から相談をして行きます。
そして、その内容は依頼人様の事情にほぼ同じレベルのものにします。
対象がスタッフの相談に対して応える一言一句が、依頼人の方と別れた時の考え方、環境を示す内容となりますので、別れる原因やそのときの感情が大きく把握できます。

実際に復縁へ向けてのアプローチを始める

そのときの環境や状況、考え方を把握できたところで、感情の部分で翻意出来るところを探します。
これは平たく言えば、対象の交際相手となる依頼者が、どういう言動や行動をとったら、別れるという選択をしないで済んだのか、を探します。
また同時に、この人と別れると決めた、決定的なことは何なのか、も探ります。
もしこの時、相手のこの言動で決心したとか、これが一番ダメだった、ということが分かれば、そこが一つの糸口となる、非常に有力な情報になります。
これを基にどういう形で、どういう流れで復縁に繋がるかを検討します。

この原因いかんによって、カップルや夫婦の復縁率が大幅に変わって来る上に、対象本人にとっても非常にデリケートな部分になりますので、スタッフも細心の注意を払って行います。

依頼者と対象者が再会して、復縁できる環境を作る

別れる決断をした原因、要因が分かり、そこを取り戻す計画もある程度決まったところで、その実行に向けて動きます。
とは言え、対象と依頼者が絶縁状態であれば、自然な状況で二人が再会してさらに密にお話できる場所や状況を作り出すのは確かに難しいです。
ですので、計画作り、再会して話し合うきっかけ作りにも時間をかけて、自然なやり方を探ります。

まず、対象と親密になっているスタッフは、対象が依頼人の方と交際していた時の事を、鮮明に思い出すような会話を行います。
そして併せて、対象と同じような境遇にあったスタッフは、現在では克服して復縁し、今は幸せに関係を維持している、という事も伝えます。
こうしたことをすることで、対象の心の中で、別れた依頼人の方のことを思い出す時間を作り、今どうしているのか、もう一度考え直してみようか、と言ったようなことを考える余地を生み出します。
ですので、当然ながらある程度の日数は必要になります。

最終的に状況や環境が整ったら、実際に依頼者を交えて、復縁のお話に入って行きます。
基本的には依頼人の方と対象とを、偶発的に、ばったり会ったという形を取ります。
対象がいるところに突然、依頼者が現れると、変に警戒を高めることになりますので、どちらかと言うと、依頼人に別の場所で待機してもらい、そこにスタッフと対象とで向かいます。
そこで問題なくお話が出来れば、スタッフも交えて一定の関係が構築できるように持っていきます。
稀にですが、この段階で一気に恋人関係まで戻ることもあり得ます。ただそうしたことはあまりありませんので、最終的に復縁出来るまでフォローを続けます。

復縁工作の終了

二人が仲良くなっても、なかなか復縁まで行かない場合や、逆に依頼者の方が緊張して二の足を踏んでしまうような事がしばしばあります。そうした場合でも、基本的にはきちんと二人が復縁できるまで、フォローを続けます。
対象は一人の友人となるスタッフと、元交際相手となる依頼者が密に情報を取り合ってることは全く知る由がありませんので、スタッフも加わってフォローを続けることは問題なく出来ます。

引き続き、対象者から依頼者の関係、今の印象、感情と言ったことに関してやり取りを続けます。
もし万が一、復縁についての相談がスタッフに対してあれば、もちろん応じる方向をおすすめしていきます。
例えばアドバイス的に、こんな質問をしてみて、相手がこう答えてきたら戻ってもいいかも、といったことを対象に話します。
そして、そこで得た情報を依頼人に伝達して、そのやり取りをそのまま実行する、という手法もあります。

ちなみに、対象に関わること以外でも、二人でデートしたり遊んでいる最中の会話や行動、服装選び、さらにはデートの効果的なセッティング、計画の立て方、誘い方と言ったことも含めて、調査で得た情報を活用しながら、復縁を充分にバックアップして行きます。

復縁後に行うフォロー

そうして関係を続け、晴れて復縁が出来たとしても、再度すぐ別れてしまっては、時間をかけて行った復縁工作も全て無に還ります。
また接触してある程度深い友人となったスタッフも、すぐに行方をくらましては不自然ですので、時間をかけて二人から距離を置いていきます。
対象からの相談に乗ったり、他愛もない雑談や会話の中で、依頼者と対象との関係を補強したり、対象の心理状態や気持ちを依頼者に伝えるという事をします。

まとめ

復縁工作は、復縁したい相手の人を対象としてスタッフが近づき、依頼人となる元交際相手を今どのように思っているのか、どうして別れたのか、といったことをヒアリングして、復縁へサポートするという事です。
復縁へのアプローチは多岐にわたりますので、今回の事例では同性のスタッフで友人関係を作るというものでしたが、中には異性のスタッフを用いて、親密になるところから始めるという手法もあります。
依頼者の気持ちによっては、他の異性を近づけたくないという方もおりますので、その場合には当然別のプランもあります。

探偵事務所では、最初の情報収集の時点から、あらゆる方面から時間をかけて行いますので、依頼者のケースに最適な手法が取れます。
最も復縁の可能性が高いと思われる方法を、全力で一丸となって検討、立案、実行していきます。

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