なぜ?妻の妊娠中に起きる夫の浮気

妻の妊娠中に起きる夫の浮気

尾行調査

妻の妊娠は、子どもの誕生に期待を膨らませる人生の中でも幸せな時期だと思います。子どもを欲しいと希望していた夫婦にとっては、その喜びは一層大きなものでしょう。

しかし、妻の妊娠期間中は、夫が浮気をする確率が高まると言われます。
妊娠中の妻は、出産に向けて健康や栄養に気を遣うことになり、急激な体調変化のため、心身ともに変調をきたす人もいます。体調が安定してきても、お腹の子どもはどんどんと大きくなっていきます。妻の身体上の負担は日増しに大きくなっていくのです。妻としては出産に向けて集中していくようになり、夫のことをおろそかにする時間も出てきます。
身重になった妻が抱える負担を二人で支え合っていくことができれば良いのですが、妻の方が実家に戻って里帰り出産をするなど、負担を妻の側だけで背負っていくようなことが現代でも続いています。

そして起きる、夫の浮気。
浮気を知って妻は大きなショックを受けますが、母になる立場として、生まれてくる子どものことを最優先で考えることになります。本来ならば子どもが生まれるという大事な時期、夫の浮気に信じられない気持ちですが、生まれてくる子どものことを考えると、離婚を要求することが難しいという事情があります。

悔しさをこらえて話し合い、離婚しないで婚姻生活を続ける…育児がスタートするという精神的にも体力的にも負担の大きい中、やむなくそういう道を選択することになります。
しかし一度、信用できないところまで落ちてしまうと、もう信頼関係は持てない気持ちになってしまいます。それまで通りに暮らしていくことは非常に難しくなるはずです。

しかし、思わぬ反応が返ってくることもあります。本来であれば裏切った夫の側の責任であるにもかかわらず、夫婦関係の不仲として、夫の側から離婚の申し出が行なわれることもあるのです。

なぜ?妻にとって理解不能な妊娠中の浮気

お腹も大きくなり体調管理にも大変な時期に、夫も協力してくれるかと思ったら浮気をしていた…。
こういう時期の夫の浮気は、身近な職場の同僚だったり、出会い系サイト等で見つけた相手だったり、どこで出会ったのか分からない相手というケースもあるようです。
「妊娠中は夫の浮気に気をつけよ」とは昔からよく言われることですが、インターネットでいくらでも他人とつながることができる現代では、夫の浮気を防ぐことは簡単なことではないのです。

しかも一番ゆるせないパターンが、妻が里帰り中の自宅での浮気です。普段使っている寝室やベッド、浴室など、さまざまな場所が浮気相手といっしょに使われます。浮気相手が妻の持ち物を軽い気持ちで使ってしまうこともあるのです。夫が浮気相手を自宅に招き入れたという事実を後から知った妻の場合、中には気持ち悪くなって耐えられず、使っていた寝具カバーや浴室のタオル、マット、洗面台の物品など、すべてを投げ捨てたという話を聞くこともあります。妻にとっては非常に許しがたい行為であり、生理的にも決して受け入れられないことなのです。

夫が父親の自覚を持つようになる時期はいつなのか

子どもができると、一般的に夫は父親としての自覚を持つことを期待されるものですが、急に自分自身を変化させることは難しいようです。
妻は妊娠により心身ともに母親となっていきますが、夫の側の父親としての自覚は、個人差があるものの、子どもが生まれた後で出てくるもののようです。
赤ちゃんを見て、抱っこして、パパになったなと周囲から言われ、子どもを育てていく過程で、父性は徐々に培われていくもののようです。そのためか、わが子が妻のお腹の中にいる状態では子どもを実感することが難しいため、父親としての自覚を持ちにくいのではないかと思われます。
父性が育つ裏返しとして、夫婦が離婚をすると、別居したあと、子どもの養育費が支払われるのは二割程度だという実態があります。
つまり、目の前に子どもが存在せず、生活の中に子どもがいないと、父親としての自覚が弱まっていく傾向にあるとも言えます。これは妊娠中の妻が出産のために里帰りしている最中に浮気をしてしまう心理と似たものであるといえるでしょう。
先ほどの離婚の例では、少なくとも婚姻中は子どもが目の前に存在していたのです。しかし子どもの姿を見ることがなくなることで父親としての責任を忘れてしまう。妻が妊娠中なら、子どもの姿はまったく見えませんので、なおさら父親としての自覚を忘れてしまう。そういう頭の中が想像できると思います。
このように、妻は妊娠により即、母親の準備に入りますが、夫の側は決してそうとは限らないということが分かります。

妻の妊娠がきっかけに?浮気が復活するパターン

妻の妊娠中に夫の浮気が起こりやすいという点は見えてきました。ただし、妊娠中に起きる浮気には、必ずしも妻の妊娠が理由だというわけでもありません。そのほかにも、結婚する前から交際をしていた女性と、妻の妊娠がきっかけとなって関係が再燃することがあるのです。
その場合、妻の里帰りはチャンスになるわけです。このように不倫関係が発生したり復活したりする可能性があります。パターンを考えていくと限りがありません。
しかし、このような浮気は本人の習性によるものが大きいとも言われています。浮気をしている本人としては、相手はいくらでも考えられ、しかも、あまり悪いことをしているという意識もなく、行動しているようなのです。

浮気が発覚したきっかけとは?

今やほとんどの人がスマートフォンを持ち、手軽にメールやSNSをやり取りしています。年齢を問わず家族みんなで普段からスマホを見ていることが多い環境にあるためか、いつでもスマホという姿に特に違和感を持たれることもない環境にあります。
また、浮気相手の写真を自分で撮影することもあり、画像や動画に抵抗もありません。スマホをしっかりロックしているから安心感があるのかもしれませんが、夫本人は浮気に関する情報を平気でスマホに残すことがあるようです。その情報を妻がこっそり覗き見ることによって、浮気の事実が発覚しているケースも多々あります。また、本人は気づいていなくても、妻は女の勘で浮気のしっぽを掴むこともあるようです。
また、妻が里帰り出産から赤ちゃんを連れて自宅に戻り、その際に家の中や夫の様子の変化に気づくことがあります。子育てで寝不足も続く中、再び一緒に暮らすうちに夫の行動への違和感から疑いを確信に換えることがあります。
相手の浮気に感づいたら、誰でも何もしないままではいられないでしょう。妻が周辺を調べることにより、夫が浮気した確証を得ることもあります。

浮気を夫に問ただす時には冷静に

夫の浮気に気づいてしまうと、妻は我慢ならずに問いただすことがあります。
しかし、妻が激高してケンカになってしまうと、夫に認めさせることができなかったり、白状させることができなくなるかもしれません。
そのため、妻は策略を巡らす必要があります。まずはすぐに騒ぎ立てず、浮気の事実を掴んでいることを隠したまま、まずは夫の反応を確認してみましょう。夫が白状すればそれで一つ、事実確認ができます。手に持った証拠を裁判で使いたいと思った時まで持っておくことができるのです。
もし夫が白状しなかった場合、それでも「どうしても白状してほしい」「詳細を聞き出したい」という気持ちがあるならば、持っている証拠を突き付けてみましょう。それで白状してきたら妻は納得できますが、隠し持つことのできる証拠はもうないということになります。
婚姻継続も含めたその後の対応を考えるためにも「奥の手」はあった方が有利です。夫も慰謝料のことを言いだされる心配があるし、もしかしたら裁判になるかもと考えます。また、相手に迷惑をかけたくないという気持ちから口を割らない可能性があるのです。そのため、問いただしたいなら出来るだけ戦略を練ってから聞き出しましょう。
口を閉ざしているのを見ると「反省していない!」と妻は思いますが、妻への謝罪よりも自分や浮気相手の保身で頭がいっぱいなのかもしれません。
しかし、もし夫がすぐに事実を認めたり謝ったりした場合は、夫の心の中に離婚したくないという気持ちが大きい可能性があります。やはり保身のため詳細は避けるかもしれませんが、婚姻の継続を望む心理が働いている場合、浮気の事実は正直に認める傾向が見られます。もし、ここで嘘を言ってしまうと、その嘘がばれてしまった時に、信頼関係を回復できないからです。

調査会社を利用した浮気調査

夫の浮気の証拠を掴むため、また、慰謝料や離婚の話し合いのときに当然の権利として有利に進めるため、浮気をされた側が探偵事務所に調査を依頼することがあります。
一般の人にとって普段は探偵事務所なんて遠い存在のように感じると思いますが、このようなトラブルが起きた時には一番に思い浮かぶのではないでしょうか。
浮気が継続していて、その現場を押えることができれば確実な証拠になります。しかし、調査専門の探偵事務所に依頼をすると、女性が個人で負担する額としては相当な金額になります。1日あたり十万円単位の費用を要する場合もあります。
そのため、まずは証拠を押さえて得られる慰謝料について考えておきましょう。なぜなら、調査費が高くても慰謝料が入ってくるから大丈夫と思っていても、貰える慰謝料が想像よりずっと少ない可能性もあるからです。
もし、婚姻を継続することを優先しているなら、専門家に調査を依頼しても、慰謝料で調査費用を埋め合わせられない可能性があります。それは慰謝料の額が、離婚するか、婚姻関係を継続するかどうかで差があるからです。婚姻を続ける場合は、離婚するときに比べて慰謝料はそれほど高額にはなりません。仮に一定の慰謝料を請求したとしても、相手に支払う能力がないかもしれないのです。浮気のために貯金を切り崩してしまった、という可能性もあります。
確実な証拠をつかんだ後、離婚を考えるのかどうか。妻の選択により慰謝料は変わってきます。
今は怒りや不安に駆られて証拠をつかみたい気持ちがいっぱいかもしれませんが、押さえられた証拠を見て夫が激高したり、夫の方から離婚を切り出す可能性もあります。
夫婦の関係を修復していく可能性が少しでもあるかどうか、後悔のないようにじっくり考えていきましょう。

調査依頼は離婚するかどうかを基準に冷静な判断を

夫の浮気に気付いて大きく動揺し、冷静に考えることができなくなるかもしれません。どうやって証拠を押さえるかを考えていくことは悪い事ではありませんが、中には感情のまま、調査にお金をかけ過ぎてしまう女性もいるといいます。
もし、慰謝料を請求したり、離婚を訴えるつもりがないならば、浮気を認めさせるための事実を把握したり、ある程度の事実確認で済んでしまうことがほとんどなのです。
調査にお金をかけ、弁護士に相談して慰謝料請求する…となると、総額で数百万円にも及ぶ可能性があります。最初は高額な費用をかけて必死に調べていたものの、結局は離婚しないことに決めたり、慰謝料を請求したくても相手に支払う能力がなかった…ということもあり得ます。
そのため、浮気を白状させることが第一という場合は、まずは気持ちを落ち着けてから頭の中を整理していきましょう。

離婚すると決めた場合の女性にとっての困難

妊娠中に離婚を検討するときは、生まれてくる子どもとの生活を考えなければなりません。
母親が仕事に就いており産休中の妊娠出産であれば職場復帰もできますが、無収入の状態で離婚をすると、母子の生活は即、困窮状態に陥ります。預け先が無ければ就職先を見つけるのも簡単ではありません。離婚の際には子どもの親権や養育費のことも話し合うため、決着までには長い時間がかかります。当面の生活費に困るため、夫に生活費を支援してもらう必要も出てきます。

離婚しないと決めたら合意を書面に

夫の浮気が判明すると、妻は離婚をすべきかどうかの岐路に立ちます。妻が妊娠している時期に平気でうそをつき、浮気をしていたという事実に、妻は強い不信感しかありませんが、赤ちゃんを抱えて離婚することは女性にとって重すぎる選択です。しばらくの間はこのまま生活を続けてみようという話になることもあるでしょう。話し合ったうえで合意した場合は、結婚生活を続ける、再び浮気を繰り返さない、といった内容を書面にしましょう。浮気が発覚して責められた時は深い反省を見せていた夫も、それから時間が経つと反省心も薄らぎ、また同様の過ちを繰り返してしまう可能性もゼロではありません。
書面を作っても必ず守られる保証はありませんし、夫婦の信頼関係が壊れかけた後で相手を心から信用することは容易ではないと思いますが、書面にすることで約束したことの重みが増すことは間違いありません。夫婦で話し合って合意した約束を守ることは、その後の結婚生活の前提となるのです。
もし約束した内容が破られた際には、その書面をもとに、相手に対して離婚を要求できたり、離婚時の条件を適切な内容にしていくことが期待できます。
浮気を許して再出発をすると決めた場合には、そのような話し合いを経たうえで夫婦としての生活を再スタートさせることをおすすめします。

夫婦契約の意味

婚姻している夫婦間で交わした契約は、婚姻中はいつでも取り消しが可能です。また、離婚については夫婦二人に離婚する意思があって届け出ることで協議離婚をすることができます。
つまり、夫婦が何かの約束をした場合、いつでも撤回することができ、二人に離婚の意思があれば届け出により離婚することができる、ということになります。
では、先ほどの合意に関する書面についてはどうなるのでしょうか。
浮気の発覚した時に夫婦で話し合って合意したことを書面にしておくことで、
夫婦の約束が守られなかった証明になります。
そして、夫婦で以前に合意してある内容に反した理由により離婚することになった、という経緯を表すことになります。
また、離婚するときに条件などで争いになったときでも、合意書面が資料としてあることで話し合いのベースとして利用されることが期待されます。
当探偵事務所をご利用いただいた方のなかにも、結婚生活や浮気に関する約束事を作り、それを守るように合意書を作って最終的に再スタートを迎えられるというケースがよくあります。

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