探偵が行う浮気調査の料金について浮気調査の疑問を解説
探偵が行う浮気調査は、張り込みや尾行と言った一般的なことをしますが、それのどの仕事も、探偵というプロフェッショナルならではの高いスキルで遂行します。時間もかけて綿密に、明瞭な証拠をしっかりと押さえられるのです。
二人で施設に入る瞬間の写真から、相手の顔がはっきりとわかる写真、さらには現住所まで集めることが可能です。
こうした写真類は、裁判において慰謝料が請求できるかどうかの分かれ目でもあるので、もし慰謝料についてお考えであれば是非とも、利用しておきたいです。
ただ、費用については事務所ごとで大きく差がある上に、スキルが不十分なところもあります。
そもそも内容やかかる時間によって大きく幅が生まれるのが、探偵による浮気調査の料金ですので、まずは調査したいポイントをはっきりとまとめて、それに合った事務所、プランを利用することが大切です。
目次
探偵事務所がやる浮気調査とは
探偵が請け負う仕事の代表例が「浮気調査」ですが、これは前述のように鮮明な写真を撮ったり、音声を録音したりと言った動かぬ証拠を押さえるという仕事です。
相手の名前や住所と言った情報も含めて、報告書として一式の書類にまとまり、裁判所でも公的な証拠として認められています。
今回はその具体的な調査方法について、より詳しくご紹介して行きます。
張り込み、尾行
浮気調査でまず一番に必要なのが張り込みです。
写真撮影でなくとも、浮気相手と連絡を取る瞬間だったり、いつもの行動ルートと違う動きをするタイミングを知るためにも、張り込みが必要です。
また例えば、出向くのとは逆に、家に相手が来る場合には、家が見える位置に張り込みをして、誰かが自宅に訪れないかを待つ、という事も張り込みになります。
言うまでもありませんが、調査に向かうスタッフさんは、対象者とは面識が無い人が行くので、よほどのことが無い限り探偵だと気づかれることはありません。
張り込みをして、会社や家から出る瞬間の写真、そして時間を記録して証拠にします。
張り込みに続いて尾行ももちろん行います。
尾行と一口に言っても、実は素人にはかなり難しく、買い物中のような街中では見失う確率が高く、ホテル街のような人気のない場所では逆に不審さが強まり、警戒される一因になります。
探偵事務所による尾行は、通常であれば二人以上で行い、人出が多い場所では3人以上など、手分けをして一人の対象を尾行するので、非常に頼もしいです。
複数人で尾行することで、スタッフ一人の範囲から外れたとしても、もう一人がカバーをして、写真撮影や音声の記録ができます。
こうしたことを完全に一人でやるのは、ほぼ不可能に近いです。
公的に証拠として使えるものを集める
離婚調停、慰謝料の問題において必ず提出する必要があるのが、浮気の決定的証拠です。
特に有効なのが、後述しますが実際に二人が会っている写真、二人で同じ施設に出入りする瞬間の写真です。
裁判で認められるためには、こういった写真にはっきりと二人の顔が映っている必要があり、不鮮明だと有力な証拠とは認められません。
ですので、やはりプロに依頼して、張り込み、尾行、そして撮影と一手に任せるのが安心です。
もし、自宅に浮気の可能性を高める何らかの物品があれば、コピーをしたり自分で写真を撮っておくのも手です。
それしかないと不十分ですが、探偵が行う調査の手助けになる可能性があり、費用に影響することもあるので、依頼を考えているのであれば出来るだけ保管しておいてください。
鮮明な写真でないと認められない
繰り返しになりますが、確実に慰謝料に響く証拠が、写真です。
写真と一口に言っても、スマホのカメラなどですぐにとれる程度のものではなく、ホテルや相手の家への出入りの瞬間を抑える必要があり、また場合によっては人気のない場所で車の中で逢瀬している可能性もあります。
そういったときにバレずに、くっきりとした分かりやすい写真をとるのは非常に難しいです。
施設の出入り以外だと、例えば相手と手をつないだり、腕を組んで歩いているような写真は、単なる知り合いだという言い逃れができない証拠の一つになります。
この瞬間の写真を撮るのも、カメラを持ったまま対象を集中して見続けている必要があるので、かなり難しいです。
明らかにおかしなレシート、通話履歴、メールやメッセージアプリのやり取り
鮮明な写真には及びませんが、明らかに身に覚えのないレシートや通話履歴も証拠の一つになります。
特にホテルのレシートや、自分が感知していない明らかにおかしい飲食店で食事したレシートは重要な証拠になります。探偵に依頼する際には、対象の行動歴の一つになりますので、非常に有力な情報源になります
出来ればレシートそのものを保管しておくのが望ましいですが、写真でも構いません。
場所の名前と日付と日時、金額等がきちんとわかるようにして、その日は何時に帰ってきたかが分かるようにしておいてください。
浮気調査の報告書の効果
さて、探偵に依頼して、実際に調査が完了した後にもらえるのが、浮気調査報告書という、書類一式です。
これは前述の、裁判において非常に役立つもので、まさに唯一無二と言って良いレベルのものです。
写真と日時、その当時の状況を事細かにまとめたもので、これを基に裁判所が判断をします。
これがあるのとないのとでは全く違いますので、注意してください。
これが持つ効果について簡単にまとめて行きます。
離婚が出来る
まず当然ですが、不貞行為が完全に認められるということですので、離婚を申し立てる大きな理由になります。
複数回にわたっての行為では、慰謝料の額も高まる傾向にあるのはもちろんですが、実は一回だけだったとしても、認められるケースが多いです。
もし密接に、長期間にわたって会っているような場合であれば、写真も複数回分あると良いかもしれません。
ただしその分、探偵事務所の費用に跳ね返る可能性が高く、予算との兼ね合いになるかと思います。
慰謝料が請求できる
離婚の理由になるのと同時に、慰謝料の請求もしやすくなります。
これは配偶者本人だけではなく、浮気相手に対しても請求できます。
当事者たちの社会的立場、支払い能力の有無なども含めて、家庭裁判所が判断するため、額については一概には言えませんが、およそ50万から最大で200万程度になるケースが多いとされています。
探偵事務所の浮気調査の費用、相場
浮気調査は探偵事務所の大きな主力業務ですので、大半のところで実施しています。
中には浮気調査だけを請け負う探偵事務所もあります。
その分、費用やプランも様々あるので、出来ればいくつかの業者に相談して、相見積もりを取って決めるのが最善です。
特に相談は無料で出来るところが多いので、気になることがあれば連絡してみてください。
浮気調査は、人それぞれ様々なケースがあるので、かかる費用も非常に幅が広いです。
数万で完了できるタイプもあれば、数百万に上るケースもあります。
一方で不当に安いところのように、認可を受けていない悪徳な事務所も存在します。
出来るだけ安価に済ませて、なおかつプロの仕事を頼みたい、という時に抑えておきたいポイントをいくつかご紹介していきますので、参考にしてみてください。
何が知りたいのか、何が必要なのかを必ず明確にしておくこと
成功報酬型かどうかに関わらず、相談の前には必ず、そもそも何が知りたいのか、何が欲しいのかを明確にしておいてください。
慰謝料や裁判を見据えて浮気相手の住所や勤務先、素性が知りたいのか、それともパートナーとやり直すために、一先ず相手と別れてくれればいいのか、と言うように目的がそれぞれあると思います。
探偵事務所の費用は、その目的によって大きく左右されますので、必ず事前に決めておいて、無料相談時にスムーズに伝えられるようにするのが大切です。
対象の行動パターンを把握して稼働時間を減らす
多くの事務所が取り入れている時間報酬型を利用する際に便利なことが、行動パターンをある程度把握して稼働の時間を短縮することです。
もし毎週同じ曜日に帰りが遅くなるとか、不自然に出かけるという時は分かりやすいと思います。
逆に完全に不定期で逢瀬しているという場合では難しいかもしれないですが、何らかの規則性を見つけて、目星をつけることが出来れば、実際の浮気調査の時にかかる時間が短縮でき、比例して発生する費用も抑えることが出来ます。
契約書にサインする前に必ず見積もりを取る
繰り返しになりますが、必ず見積もりを取って、出来れば家に持ち帰ってじっくり検討するのがおすすめです。
悪徳な事務所だと一見しては分からないように、小さい字で重大なことが書いてあるというような、思いもよらない落とし穴がある場合も、無いとは言い切れません。
見積もりを取って料金の内訳を確認して、また追加料金やキャンセル料、成功報酬型であれば何をもって成功とするか、と言ったことを必ず確認して、しっかりと了承したうえで契約、実行にうつってください。
予算に余裕を持つのが一番
以上、浮気調査の費用についてまとめて行きました。
ケースごとにかかる時間、方法、必要な機材が変わってくるので、一概には言えないことがたくさんありますが、一番は出来るだけ予算に余裕を持つことがおすすめです。
予算が少ないからと言って、短い時間で確実に証拠を、と言っても、実際にその日に不貞行為が確認できなければ、徒労に終わります。
出来れば調査時間を確実にとれるよう、予算も余裕を持つのがベストです。